背景

手術について

当院では皆様により良い医療を提供すべく、常に最先端の医療技術に取り組んでおります。
また患者様に安心して手術に臨んでいただけるよう、専門医より納得いただけるようご説明させていただきます。
高齢者の方や遠方からお越しいただく患者様にも快適にお過ごしいただける入院環境も整えております。

主な当院での手術実績(2010年度実績)

手術内容件数
白内障手術1696件
緑内障手術41件
硝子体手術381件
角膜移植手術4件
網膜剥離22件
レーザー近視矯正(LASIK)手術352件

白内障手術

白内障眼球イメージ 白内障とは、目の中の水晶体が混濁する病気です。水晶体はカメラではレンズにあたる部分で、混濁したレンズで撮った写真の写りが悪いように目のレンズ(水晶体)が混濁すると視力が低下します。

原因として最も多いのが加齢によるもので、一般に老人性白内障と呼ばれています。その他の原因として、外傷によるもの、先天的なもの、薬剤による副作用、糖尿病などの全身疾患など多岐にわたります。

ほとんどの方が点眼麻酔のみで15分〜20分程度で手術を終え、痛みはほとんどありません。水晶体の混濁が強い等の場合、手術時間が長くなることもあります。眼内レンズは、一度入れたものを交換する必要はなく、普通は一生使用することができます。

症状

・かすんで見える、明るい所に出るとまぶしく見にくい
・どんなに調整してもメガネがあわない
・ぼやけて二重、三重にみえる
※ 混濁の程度により症状には個人差があります
白内障の見え方

正常時

白内障の見え方

白内障


治療

手術の流れ

ほとんどの方が点眼麻酔のみで15分〜20分程度で手術を終え、痛みはほとんどありません。水晶体の混濁が強い等の場合、手術時間が長くなることもあります。
眼内レンズは、一度入れたものを交換する必要はなく、普通は一生使用することができます。

1.切開します2.濁った水晶体を砕いて取り出します3.眼内レンズを挿入します眼内レンズ
白内障手術 白内障手術 白内障手術 白内障手術
日帰り手術

白内障手術は、手術方法の進歩によって以前に比べるとより安全に、より正確にできるようになりました。そのため入院しない日帰り手術が可能となっています。麻酔は点眼麻酔のみで、痛みはほとんどなく、手術中は医師の声が聞こえ、会話もできます。詳しくは本院までお問い合せ下さい。
手術予約状況にて手術日までの待ち期間には長短がありますことをご了承ください。

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緑内障手術

緑内障眼球イメージ 緑内障は、加齢とともに増加していきます。しかし、はじめのうちは気づかないことが多く、知らないうちに病状が進んでいることが少なくありません。

目の中は「房水」という液体が循環することでほぼ一定の圧力が保たれ、正常な眼球の形が維持されています。この圧力を「眼圧」といいます。一般的な緑内障は、この眼圧が高くなりすぎることで視神経に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなっていく病気です。

初期の段階では、病気に気がつく人はほとんどいません。かなり病気が進行しているのに症状に気がつかないこともよくあります。何も治療をしないでいると、徐々に視野が欠けていって、日常生活に支障をきたします。

種類

原発開放隅角緑内障

房水の排泄路である線維柱帯(せんいちゅうたい)が目詰まりを 起こすことで目の中から房水が出て行きにくくなり、眼圧が上昇します。このうち眼圧が20mmHG以下の正常範囲にあっても視野障害が進行する緑内障が「正常眼圧緑内障」です

原発閉塞隅角緑内障

房水を排泄する経路のひとつである隅角が狭くなり、房水が流れにくくなるため、眼圧が上昇します。このタイプの緑内障で眼圧が急激に上昇するのを、「急性緑内障発作」といいます。

続発緑内障

もともと何かほかに病気があり、それが原因で起こる緑内障です

発達緑内障

先天的に隅角などに異常があるタイプの緑内障です。眼圧が高いため、生まれた直後から眼球が大きくなる異常(牛眼)が起こることもあります

治療

薬物療法

ほとんどの緑内障を治療するときの基本は薬物療法です。1種類の目薬だけで効果が不足するときは、複数の目薬を併用することもあります。緑内障の治療薬は眼圧や体の状態によって使い分けられていますので医師の指導に基づいた治療を行うことが重要です。

レーザー治療

虹彩(目の茶色の部分)にレーザーで小さな穴を開けて、房水の排泄を促進する治療法が代表的なものです。主に閉塞隅角の緑内障の治療に使われます。またレーザーを使用した他の治療法としては、房水の排泄路である繊維柱帯に照射することで房水の流出を促進方法もあります。

手術療法

薬物療法やレーザー治療を行っても視野障害が進行してしまう場合には手術が行われます。最も一般に行われるのはトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)という手術で目の内から外へ房水排出のバイパスを作成することによって、眼圧を下降させようとする術式です。
また、房水の出口である線維柱帯を切開するトラベクロトミー(線維柱帯切開術)も房水の流出抵抗を下げて眼圧を下げようとする方法です。
手術は局所麻酔にて、30分から1時間ほどとなります。
ときに手術によって視力がよくなるのではと期待される方がいらっしゃいますが、緑内障の手術は視機能を改善させるわけではなく、あくまでも眼圧を下降させて視機能の悪化を防ぐことが目的です。

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硝子体手術

硝子体出血

硝子体イメージ 硝子体出血とは、網膜の血管が破れ、網膜からの出血が硝子体にまでおよぶことです。通常出血の量は多いため、光が出血によって遮られ視力低下が起こります。出血の量が少量であれば、飛蚊症の症状が起こります。原因は様々ですが、糖尿病性網膜症、網膜中心静脈閉塞症、後部硝子体剥離、加齢黄斑変性によって起こります。眼の病気以外に糖尿病、高血圧から起こる事もあります。

治療

硝子体イメージ 硝子体出血を起こしている原因疾患とその治療状況や網膜剥離の有無などによって治療方針が決まります。出血が少なければ自然に治ることもありますが、止血薬や硝子体に流れ込んだ血液の吸収を早める薬で治療します。症状により出血部位にレーザーを当てる光凝固法を行うこともあります。全身疾患を背景とする場合も多いので、その治療も並行して行うことが必要です。

内服治療やレーザー光凝固などでも出血の改善が見られない場合や、出血の量が多い場合には 硝子体手術で、出血で濁った硝子体を取り除き、原因疾患の治療(手術)を行い視力の回復を試みます。原因疾患の種類や状況により手術所要時間や術後の追加治療や処置は異なり、また術後視力の回復具合もことなります。

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黄斑変性症治療(PDT Laser)

PDT Laser 網膜の中央部分にある「黄斑部」は、私たちが物を見るのに最も大切なところです。その黄斑部が障害された病気が「黄斑変性症」です。 老化などに伴い老廃物が黄斑部に溜まり、炎症や出血を誘発し視野の中心が歪んだり欠けて見えたりします。 遺伝性のものもありますが、大部分は老化に伴う加齢黄斑変性症と言われています。放っておくと失明する危険性もあり、欧米では失明原因の第1位を占めております。従来、黄斑変性症は欧米人に起こりやすく、日本には殆んど見られない病気でしたが最近加齢による黄斑変性症が日本でも急激に増えています。

黄斑部とは

見え方の違い

網膜の中心部で、感度の良い視細胞が集まっている部分を「黄斑部」という。

正常時

黄斑変性症

PDT Laserとは(光線力学療法)

従来のレーザー治療

新しいレーザー治療

眼底にレーザーを照射し、新生血管を焼く。新生血管が中心窩にある場合は、著しい視力低下を招くおそれがあるため、行われない。

まず、特定の波長のレーザーに反応する薬(ベルテポルフィン)を腕の静脈から点滴で注入する。

薬が新生血管に達したら、特定の波長の弱いレーザーを照射すると、新生血管のみをつぶすことができる。新生血管が中心窩にあっても可能。

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