手術と治療
屈折矯正手術
再開時期に関しましては改めてご案内いたします。
屈折矯正手術はエキシマレーザーを角膜表面あるいは角膜内部に照射して、ミクロ単位で角膜のカーブを変化させて近視や乱視などを治す方法です。
エキシマレーザーによる屈折矯正術は、角膜表面にレーザーを照射する方法(PRK)と、角膜内部に照射する方法(LASIK)があります。 患者様の術前の近視の度数や眼の状態によって適切な方法を選択する事になります。レーザー屈折矯正術は約20分程度で終わる簡単な方法です。
しかし患者様が屈折矯正術を希望されても、眼の状態によっては屈折矯正術が適応されない場合もあります。
iLASIK(アイレーシック)は、「イントラウェーブフロントレーシック」と呼ばれる手術が進化したもので、従来のLASIKのデメリットを克服した、よりクオリティの高い屈折矯正手術です。
一人ひとり異なる角膜にあわせ、オーダーメイドの手術を行うことにより、それぞれの目に合わせた矯正が可能となります。
また、LASIKと比較した場合は適応範囲がより広いというメリットもあります。
iLASIK手術の手順
- 点眼で麻酔をおこないます。(1)
- 特別な器具で眼球を固定します。(2)~(3)
- フェムトセカンドレーザーでフラップを作成します。(4)~(5)
- フラップを開きます。(6)
- エキシマレーザーを角膜に照射します。(7)
- 照射後フラップを戻します。フラップは自然に吸着します。(8)
料金
iLASIK手術種類 | 料金 |
---|---|
片眼手術価格 | 160,000円 |
両眼手術価格 | 250,000円 |
遠方からお越しの場合は交通費割引 10,000円 が適用されます。
一般病棟入院基本料の施設基準
入院基本料 区分3 10:1入院時食事療養(Ⅰ)
医療点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術
使用機材
ウェイプスキャン
目の状態を測定します。
眼球に光をあて、反射して戻ってきた光を分析して角膜や眼球にある固有のゆがみを計測し、詳細に解析して手術用のデータとして変換します。イントラレース
角膜フラップを作製します。
均一な厚さのフラップを精密に角膜上に作製し、めくります。S4IRエキシマレーザー
角膜屈折矯正を行います。
角膜の形状を変化させ、屈折を変えていきます。
担当医
2000年1月28日に厚生省がエキシマレーザーによる近視および乱視治療を正式に許可しました。治療法自体は10年以上も前にアメリカで開発されました。 アメリカでは、97年に20万例、98年に40万例、99年には100万例、2000年には年間150万例の屈折矯正術が施行されています。
屈折矯正術についてはあなた自身が充分に理解することが非常に大切です。 担当医やコンサルタントから屈折矯正術の具体的な方法、回復の予測、合併症や副作用の可能性などについて、正確な情報を提供させて頂きます。
院長吉田 紳一郎
手術を希望される方へ
再開時期に関しましては改めてご案内いたします。
手術を受けるまでの流れ
- STEP.01
ご相談・ご予約
- 電話やインターネットにてご相談
- 電話による術前検査のご予約
当院では、個別相談(無料)を随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
- STEP.02
術前検査コンサルテーション
装様々な検査により、LASIKに適しているかを確認いたします。
専門スタッフが、 お一人お一人の検査データに基づきLASIKの詳しい説明を行い、ご本人のご希望・ご質問に丁寧にお答えいたします。
散瞳検査を行うため3~4時間光がまぶしく細かな文字などが見えにくくなります。当日、車の運転はお控えください。
- STEP.03
手術前により精密な検査
エキシマレーザーの照射量を正確に決定するために、より慎重に行う大事な検査です。 - STEP.04
LASIK手術
手術までの準備として、コンタクトレンズを使用されている場合には、一定期間コンタクトレンズの装用を中止させていただく必要があります。
同意書にご記入の上ご来院ください。当日はお化粧や香水、整髪料は使用できません。
- STEP.05
経過観察
手術の後の翌日・1週間後・2週間後・1ヵ月後・3ヵ月後・半年後と定期診察を行い、経過を見ていきます。
手術後の生活
- 手術の後の視力の回復は個人差があります。
また、過去に片眼の手術をされた方でも視力の回復は前回と同様とは限りません。 - 手術の後は目をこすらないでください。手術時のフラップがずれるなどの原因になります。
専用ゴーグルを支給いたしますので、手術後の2~3日はほこりや乾燥などに気をつけて生活してください。 - ヘアスプレーやアイメイクはもちろん、水が目に入らないように気をつけてください。
入浴や洗髪などについての注意も医師からの指示に従って行ってください。
よくあるご質問
とはいえ、はじめて手術をお考えになる方にとってはいろいろな心配や疑問をお持ちと思います。
お電話(0138-53-8311)やお問い合せフォームでも質問を受け付けております。どんな小さなことでもお気軽にご質問ください。
- 視力は1.0に回復しますか?
多くの場合、裸眼視力が1.0以上になることは十分に可能です。
多くは1.0以上への回復が見込めますが、個々の眼の状態により確実に視力1.0になることができるとは言えません。
- 費用はどれくらいかかりますか?
屈折異常は病気として扱われないため、手術や検査、薬剤費はすべて実費となります。
当院では術前検査料、術後3ヶ月までの定期検査及び薬剤費が手術費用に含まれます。
- 合併症状はありませんか?
頻度は数%以下です。
どのような手術にしろ合併症が全くないものはありませんが、その頻度は数%以下です。屈折の戻りや術後炎症の増強などがその大部分です。
- 手術は痛いですか?
痛みは全くありません。
痛みは全くありませんが、手術中は圧迫されるような感覚を受けることがあります。
- 視力はいつから回復しますか?
おおよそ、術後1日目で視力の改善を自覚できます。
視力が安定するのは1~2週間かかりますが、矯正量が多い場合には1ヶ月程度かかることもあります。
- 老眼は治りますか?
残念ながら老眼は手術で治りません。
逆に40歳以上の近視の方が手術を受けると老眼をはっきり自覚するようになります。
- 手術後に注意することは何ですか?
眼を休ませ、こすらないように注意してください。
手術当日は眼を閉じてゆっくり休み、術後1週間は眼をこすったりしないように注意することが大切です。
- 手術当日は安静が必要ですか?
入院の必要はなく、その日のうちに帰ることができます。
術後の感染や視力回復の遅れを避けるため、ほこりの多いところや当日の入浴を避けるなど日常生活上の注意を守れば、特に安静にしていなくても心配ありません。翌日に術後の検査を行います。